パーティーや式典など、華やかな場。
普段とは違う雰囲気でワクワクしますよね。
招待状を開いてみて見慣れないワードを見てびっくりされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「ブラックタイ」
ブラックのネクタイって意味じゃないの??
そう思われる方が多いですが
ブラックのネクタイという意味ではないんです。
今回はそんなブラックタイについて完全解説です。
・ドレスコードとは?
・ブラックタイってなに?
・ルールはあるのか
・オススメの着こなしは?
・ドレスコードの意味
・ブラックタイの意味
・着こなしのルール
・オススメのコーディネート
目次
・ブラックタイはドレスコードの1つ
ブラックタイとはドレスコードの1つになります。
ドレスコードは「服装規定」の意味。
TPO(時・場所・場合)に応じた服装の基準・ルールのこと、その場の格式や雰囲気を壊さないため、周りの人の気分を害さないために定められる。
とあります。つまりこの服装で皆さん統一しましょう。ということです。
ドレスコードに合った服装でなければ参加できないとうこともあります。
ドレスコードとは本来、会場内での格差をなくし
皆が平等で楽しむためにあるもの。
特にブラックタイなどのフォーマル指定のパーティーでは1人ルールを破ってしまうと
そのパーティーの格を下げてしまうことになりますので絶対に守らなければならないルールになります。
ちなみに滅多にありませんが「ホワイトタイ」は燕尾服の指定になります。
・ブラックタイ=タキシード
ドレスコードの中でもブラックタイはタキシードで来てくださいという意味になります。
基本的にはタキシードであれば問題ございません。
タキシードの色も基本的には何色でも大丈夫ですし、中に合わせる小物も自由になわせてOKです。
ブラックタイだからといっても
ブラックタキシードだけじゃないんだね。
その通り。
ブラックタイはタキシードという意味で原作ブラックのタキシードでないとダメというものではありません。
ただ、一般常識としてアニマル柄などは避けた方が良いでしょう。
また、日本で行われるパーティーでは特に主催者(ホスト)側よりも目立ちすぎるというものも避けた方が良いでしょう。
また「フォーマルウェア」と書いてあった場合にも基本はタキシードを着用します。
ビジネススーツはフォーマルウェアではないのでご注意ください。
・タキシードとは?
ではブラックタイであるタキシードについての解説です。
タキシードである条件としてデザインでは
・襟に拝絹(はいけん)を使用している
・パンツの脇に側章(そくしょう)が1本入る
という2点があげられます。
着こなしのルールは細かくありますが
・ベストまたはカマーバンドどちらかを必ず着用
・靴は黒のエナメル
ストレートチップまたはプレーントゥのもの。
オペラパンプスも正式です。
以上が外してはいけないルールになります。
さらに詳しいタキシードのルールが気になる方はこちらの記事でご確認ください。
パーティーではそのパーティーに合った着こなしも楽しめますので
あくまでもタキシードの原則基本ルールという認識です。
ブラックタイの指定がよくある場面は世界でも意外と多いので参加前にしっかり確認しましょう。
・迷ったらこれブラックorネイビー
タキシードの中でも安心して着用できる基本中の基本といえばブラックとネイビーです。
もし、悩まれていたり、「よくわからないや…」という方はこちらを押さえておけば問題無しです。
クラシカルでフォーマル感の強いブラック。
華やかさとモダンなネイビーです。
・ここにも注意!見逃しがちなポイント
ドレスコードでは、お色味の指定がある場合があります。
コーディネートのどこかに「〇〇色」を入れてください。というケースです。
例えば、クリスマスパーティーでしたら「赤または緑」を入れてくださいということが多いです。
他にはどんなドレスコードがあるの?
テーマを決めるという場合もあります。
映画「華麗なるギャツビー」や「007」などはたまにありますね。
こちらも立派なドレスコードになりますのでお色味の指定がないか注意が必要です。
・オススメブラックタイコーディネート
では、実際にブラックタイのおすすめのコーディネートをいくつか紹介させて頂きます。
よろしければ参考にしていただけますと嬉しいです。
・初参加
初参加のパーティーの場合はやはりあまり派手で奇抜なものよりもクラシカルな方が安心です。
良かれと思い華やかなコーディネートで参加したら周りの参加者は結構クラシカルだったという失敗を避けるためです。
そのためにも「迷ったらこれブラックorネイビー」でもご紹介しましたブラックまたはネイビーのタキシードが無難です。
もし、少し華やかな印象が欲しいという場合は蝶タイやチーフなどのお小物でお好きな色や差し色を入れて華やかさを出しましょう。
・冬のパーティー
初参加でもなく、前回のパーティーのイメージをお持ちで
今回は少し個性を出したいなとお考えの方はジャケットの素材を変えてみてはいかがでしょうか。
冬のパーティーではベロアのタキシードをオススメします。
奇抜ということもなくダンディーな雰囲気で季節でご衣装を選んでいるという大人の雰囲気が出てきます。
または色味ではなくデザインをダブルにするというのも人気があります。
周りの方との差別化もできますので前回とは違った楽しみがあること間違い無しです。
・企業間のパーティー
企業間のパーティーや会社行事、授賞式などの場合はどこかに会社のテーマカラーを取り入れる着こなしは人気です。
企業間でしたら、色の印象でも覚えていただけるメリットがあります。
会社内のパーティーや授賞式の場合もお顔を覚えてもらえたり
立食など食事もありの場合、お話のネタにも使えますので人気があります。
蝶タイやチーフなどのお小物でしたら奇抜にならないのでおすすめです。
1点注意点としてはあまり原色を入れてしまうと衣装感が強くなってしまうので
特に赤やピンク、黄色などの暖色の場合ワントーン落としたお色味で選ばれると良いですよ。
(赤→エンジ)など。
・小物で差をつけよう
タキシードはブラック、ネイビーでもシャツなどのお小物を変えるだけで印象を大きく変えることができます。
クラシカルな印象を残しつつ少し華やかなパーティー感の欲しい方
周りの方と被りたくない、個性を出したい方にはオススメです。
・タイとチーフ
まずは定番の着こなしから
蝶タイとポケットチーフにお色味を入れるコーディネートです。
アイテムとしては小さな2つですがお顔まわりですので印象はガラッと変わります。
ポイントとしては蝶タイとポケットチーフのお色味を合わせるとまとまります。
また、色を入れる場合はあまりビビットな原色を入れてしまうと
コメディアンのようになってしまうこともありますので
ワントーン落とした落ち着いたお色味が男性は合いやすいです。
・シャツ
シャツをホワイトではないお色味に変えるコーディネートも人気です。
色味としては圧倒的にブラックシャツが人気です。
夜のパーティーではブラックシャツがイブニング(夜)の印象を与えてくれますし
ややダンディーな色気と大人カジュアルな抜け感が出ます。
男性的にはブラックというお色味が落ち着くという方も多いです。
・タイ、チーフ、シャツ
紹介した2つのコラボレーションです。
シャツを変えるからこそ蝶タイ、チーフの色の引き立ち方も変わってきます。
いかがでしたでしょうか、今回はドレスコードの1つタキシード指定の「ブラックタイ」について解説させて頂きました。
コロナの影響もおさまりパーティーが増えています。
初めて参加される方、久しぶりに参加される方
様々な方がいらっしゃると思います。
フォーマルには明確なルール等もありますので1つでも違っているとせっかく着て行かれても失礼になってしまうこともあります。
なかなかフォーマルに触れる機会の少ない日本。
大人になってから気がついたら知っていることが当たり前みたいになってしまっています。
フォーマルとはそれだけ大人のたしなみというわけですね。
逆を言えばフォーマルとは大人に許された楽しみでもあります。
これを機に1つ上の大人の男性になってみてはいかがでしょうか。
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